CBDには幅広い効能がありますが、特に痛みを伴う症状に対しては優れた治療効果を発揮します。本稿では、CBDが関節リウマチにもたらす効果を詳しくご紹介いたします。
関節リウマチとは
主な要因
CBDとリウマチ
CBDオイル(カンナビジオール)は、様々な疾患に対して治療効果があると考えられており、これまで行われた数々の研究によると、CBDは体内の免疫系の調節をする役割があるという事がわかっています。その一つに、体内で炎症を起こす化学物質の生成を防ぐ、抗炎症作用の働きがあるため、5 皮膚に塗布することで痛みを和らげるという効果もあると言われています。6 この効果は、既に2003年にマウスを使って行われた研究で示唆されており、
CBDが慢性的な痛みの軽減に役立つ可能性があることが認知されるようになりました。7 この発見は、そうした慢性痛に苦しむ人が再び痛みから解放された人生を送れるという希望を与えるものでした。自己免疫性関節炎患には、罹患すると食欲が減退するという特徴がありますが、イスラエルの研究チームによれば、CBDは食欲を刺激するという効果を持っているため、8 CBDを使用することで食欲が改善し、疾患と闘うための栄養摂取ができるようになるといった効果も期待できるでしょう。
関節炎治療にCBDを使用するメリット
- 鎮痛剤の必要性を減らす
- 痛みを軽減する
- 従来の関節炎治療の副作用を抑える
- NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の必要性を減らす
- 運動能力が向上する
- 睡眠の質が上がる
CBDを関節炎治療に使用した場合に考えられる副作用
CBDは、一般的には極めて安全な成分だといわれていますが、稀にいくつかの副作用が見られる場合もあります。現在報告されているものには、吐き気、下痢、眠気、食欲の変化、ドライマウスなどがあります。ただ、こうした症状は稀であり、仮に起こったとしても、リウマチの治療に用いられる従来の薬による深刻な副作用とは比べ物にならないほど軽微です。
関節炎治療に最適なCBDの摂取量
CBDに対する反応には個人差があるため、自分の体質に合った摂取量を正しく知る必要があります。そのためには、摂取中の身体の変化に常に注意を向ける必要がありますが、ライノフ氏とバーンバウム氏の提唱する「ステップアップ方式」は、そうした身体の反応を確かめながら最適な摂取量を特定するという画期的な摂取方法です。彼らの著書『CBD: A patient’s guide to Medical Cannabis』9 によると、マイクロドースと呼ばれる低用量の摂取方法から始める事で、関節炎に効く最適な摂取量がわかるとされています。低用量摂取(マイクロドーズ)の詳細やCBDの正しい飲み方については、CBDの摂取量に関する記事をご覧ください。
関節炎治療のためのCBDの摂取方法
CBDの使用方法は様々ですが、関節炎の治療に最適な使用方法は以下の通りです。
軟膏の局所使用
軟膏タイプのCBDは、局所的に使用できるため関節や筋肉の痛みを和らげるのに最適です。一般的には薬局で購入する事が可能ですが、カンナビスの合法化が進んでいない地域では、入手する事が難しいかもしれません。そうした場合は、関節の痛み緩和に特化した通常の軟膏を購入するという選択肢も残されています。
VAPEによる吸引摂取
吸入摂取は、一番即効性があり効果が得られる摂取方法で、効き目に応じてすぐに摂取をやめられるという特徴もあります。激しい痛みなどを素早く取り除きたい、といった場合に最適な摂取方法です。この方法では、摂取後約30分以内にCBDの効果が現れ始め、摂取した量に応じて1~4時間ほど持続します。即効性があり、効果も高いという理由で規制している国もありますので、この方法での摂取を検討する際には、お住まいの国でのCBDの規制について確認することをおすすめします。
CBDオイルによる舌下摂取
CBDオイルを舌の裏に垂らして摂取する方法です。スポイトを使ってオイルを数滴たらす方法が一般的ですが、お好みの分量を正確に測って摂取することもできます。「ティンクチャー」という言葉は通常、アルコールで抽出したものを指しますが、CBDティンクチャーは主にCO2法で抽出した液体のことを指します。こ方法は、最もクリーンで効率的な抽出方法と言われており、有害な残留物が残る事があるアルコール抽出で作られたCBDオイルよりもはるかに安全で高品質と言えるでしょう。
全てのタイプを試してみる
カンナビスには、インディカ、サティバ、ハイブリッドなど様々な品種がありますが、どの種にも長所と短所があるため、これらを全て試してみて自分に合うものを見極めるという方法もまた、自分にあったCBD製品を見つけるのに有効な手段かもしれません。参考として、関節や筋肉の痛みがある場合には、心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるCBDを多く含んだ品種がおすすめです。
関節炎とCBDに関する研究で明らかになったこと
現在、アメリカでは65歳以上の約50%が関節炎を患っていると言われており、全体で約6,000万人の大人と多くの子供がこの痛みに日々悩まされていると推定されています。こうした非常に一般的な疾患である関節炎に対するCBDの有効性を調べた研究が、これまで数多く行われてきました。ここでは、それらの研究結果をいくつかご紹介します。
2000年に出版された学術雑誌『米国科学アカデミー紀要』に掲載された研究によると、10 人工的に関節炎の症状を発症させた数匹のマウスに、CBDを経口投与と注射による投与の二通りで投薬したところ、関節の損傷の進行を大幅に遅らせるという結果が得られたと報告しています。
カンナビスを専門的に調査するBrightfield Groupは、2017年に2,400人の関節炎患者に対して、大規模調査を行いました。11 この調査では、対象者のうちCBDオイルを使用した人の多くが、CBDの使用に満足したと報告し、さらには、そのうちの42%が従来の医薬品の使用からCBDの使用に切り替えるという結果が得られました。
関節炎のためのCBD – カスタマーレビュー
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参考文献
- Smolen JS, Aletaha D, McInnes IB (October 2016). „Rheumatoid arthritis“. Lancet. 388 (10055): 2023–2038. [↩]
- Sugiyama D, Nishimura K, Tamaki K, et al „Impact of smoking as a risk factor for developing rheumatoid arthritis: a meta-analysis of observational studies“ Annals of the Rheumatic Diseases 2010;69:70-81. [↩]
- Liao KP, Karlson EW. „Classification and epidemiology of rheumatoid arthritis“ In: Hochberg MC, Silman AJ, Smolen JS, Weinblatt ME, Weisman MH (Hrsg.) Rheumatology (6th edition), Philadelphia (Elsevier) 2015, Chapter 83, p. 691-697 [↩]
- Symmons DP. „Looking back: rheumatoid arthritis–aetiology, occurrence and mortality.“ Rheumatology (Oxford). 2005Dec;44 Suppl 4:iv14-iv17 [↩]
- Hammell, D. C., et al. „Transdermal cannabidiol reduces inflammation and pain‐related behaviours in a rat model of arthritis.“ European Journal of Pain 20.6 (2016): 936-948. [↩]
- Lodzki, M., et al. „Cannabidiol—transdermal delivery and anti-inflammatory effect in a murine model.“ Journal of controlled release 93.3 (2003): 377-387. [↩]
- Murillo-Rodríguez, Eric, et al. „Cannabidiol, a constituent of Cannabis sativa, modulates sleep in rats.“ FEBS letters 580.18 (2006): 4337-4345. [↩]
- Fride, Ester, Tatyana Bregman, and Tim C. Kirkham. „Endocannabinoids and food intake: newborn suckling and appetite regulation in adulthood.“ Experimental Biology and Medicine 230.4 (2005): 225-234 [↩]
- Leinow,, L. and Birnbaum, J. (2017). CBD: A Patient’s Guide to Medicinal Cannabis. North Atlantic Books. [↩]
- Khare, S. (2000). Severe B cell hyperplasia and autoimmune disease in TALL-1 transgenic mice. Proceedings of the National Academy of Sciences, 97(7), pp.3370-3375. [↩]
- Borchardt, D. (2017). Survey: Nearly Half Of People Who Use Cannabidiol Products Stop Taking Traditional Medicines. [online] Forbes.com. [↩]