偏頭痛とは?
なぜCBDは偏頭痛に効くのか
片頭痛で処方される薬には、鎮痛薬や吐き気を抑える制吐薬、脳を刺激して片頭痛を抑えるトリプタンなどがあります。いくつかの研究によると、CBDは新たな偏頭痛の治療薬として大いに期待が持てる効果があるとされています。1 CBDは、強力な天然の鎮痛薬として知られているカンナビスを原料として作られますが、CBD単体には中毒性がありません。
片頭痛は通常、脳の視床下部と呼ばれる部分で起こります。知られている原因としては、極度のストレスに反応するなどがありますが、もし他の原因であったとしても、ほとんどの場合、神経伝達物質であるセロトニンの量が大幅に減るという現象が起こります。
脳内でセロトニンの濃度が低下すると、血管が拡張して片頭痛の発作が起こりやすくなります。カンナビスは、この血管の拡張を防ぎ、セロトニンのレベルを高めることが知られていますので、これによって片頭痛発作の発症が抑えられます。2
さらに、『The Journal of Experimental Medicine』に掲載された研究では、CBDが慢性的な痛みに対する鎮痛薬として効果を発揮する事が証明されています。3
イーサン・ルッソ博士のエンドカンナビノイド欠乏症に対する学説では、実際にCBDがどのように片頭痛の痛みを軽減させるのかが説明されています。4 この学説では、一部の疾患の原因はエンドカンナビノイドシステムの欠乏であるとしています。エンドカンナビノイドシステムとは、エンドカンナビノイドと呼ばれるカンナビノイドに反応する生物学的な機構のことで、自然に体内に存在していますが、カンナビスを原料とした製品を摂取することで補う事ができます。
この体内のエンドカンナビノイドが不足すると、片頭痛などの慢性的な痛みを引き起こすと言われています。神経学者のルッソ氏によると、CBDはエンドカンナビノイドシステムの受容体に働きかけて調節し、痛みを和らげる働きがあります。
CBDをてんかんの治療に使用した場合、どんな副作用がある?
CBDは一般的には非常に安全な成分だとされていますが、いくつかの副作用が見られるケースもあります。現在報告されている副作用は、吐き気、下痢、眠気、食欲の変化、口腔乾燥症などです。しかし、これらの症状はまれであり、従来の片頭痛薬の副作用ほど重くはありません。
CBDをVAPE(電子タバコ)で摂取する方法もありますが、これはその他の吸引を必要とする製品と同様に肺を刺激したり、咳を誘発する可能性があるため、、肺の病気をお持ちの方にはおすすめしません。肺に問題を抱えたことがない方であれば、問題なく使用できる摂取方法といえるでしょう。高用量でCBDオイルを使用する場合や、VAPEを試してみたいけど不安だという場合は、事前に医師に相談することをおすすめします。
偏頭痛のための最適なCBDの摂取量
適切なCBDの用量を知るには、ライノフ氏とバーンバウム氏によるCBDのステップアップガイド『CBD: A patient’s guide to Medical Cannabis』を参考にすることをおすすめします。この本の中で著者は、CBDの適切な摂取量を知る方法としてマイクロドースを推奨しています。5
マイクロドースと用量の詳細については、CBDの用法・用量に関する記事をご覧ください。
偏頭痛を軽減するにはどのようにCBDを摂取すればいい?
また、CBDを気化摂取するという選択肢もあリます。VAPEやその他の吸引器具で摂取する事ができ、肺から直接体内に取り込まれるため経口摂取などと比べると即効性があります。そのため、重い片頭痛をお持ちの場合には最適といえる摂取方法です。ただし、喘息などの肺の病気をお持ちの方やCBDを摂取した事がない方は、その即効性ゆえに身体に負担がかかる可能性がありますので、おすすめしません。
CBDは、化粧水やバーム、クリームなどのタイプもあるので直接肌に塗ることもできます。 何が自分に合うかは、その人の生活スタイルや体質によって大きく変わるので、是非いろいろなタイプを試して、 自分に合ったCBD製品を見つけてみてください。
偏頭痛とCBDに関する研究で明らかになったこと
ロス氏やルッソ氏をはじめとする多くの神経学者が、CBDオイルは片頭痛薬になり得るほどのメリットがあるとして今もなお研究を続けています。ルッソ氏は自身が発表したエンドカンナビノイド欠乏症に対する学説に基づいてその効果を主張しています。また、ロス氏は自らの片頭痛の治療にCBDを使用しており、そこで得られた結果を活かしてしてさらなる研究を行い、CBDの合法化を目指しています。6
さらには、2017年夏に開かれた欧州神経学会議では、CBDオイルが慢性片頭痛の痛みを軽減させる効果が従来の治療薬よりも高いと結論づけた研究を発表しました。この研究では、偏頭痛を患う121人を対象とした実験を行い、7 全員に1ヶ月間CBDを投与し続けたところ、85%の被験者がCBDの摂取を続けるにつれて片頭痛の症状が著しく減ったと訴えました。また、コロラド州の研究者が行った別の研究でも、カンナビスが片頭痛の痛みを軽減するという結果が報告されました。
これまでの内容をまとめてわかった事は、CBDは目立った副作用がない理想的な天然の鎮痛薬だという事です。特に、片頭痛のような慢性的な痛みに対しての効果は高く、医師や研究者のあらゆる角度からの研究によって、その治療効果と安全性は証明されています。体内のセロトニンを増加させ、エンドカンナビノイドシステムの受容体を誘発するというメカニズムで痛みが軽減してくれます。原料であるヘンプに含まれるTHCなどの陶酔作用を引き起こす成分は徹底して分離されているため、いわゆる「ハイ」になったり依存するような心配はありません。
偏頭痛のためのCBD – カスタマーレビュー
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参考文献
- Greco, R., Gasperi, V., Maccarrone, M. and Tassorelli, C. (2010). The endocannabinoid system and migraine. Experimental Neurology, 224(1), pp.85-91. [↩]
- Aggarwal, M., Puri, V. and Puri, S. (2012). Serotonin and CGRP in Migraine. Annals of Neurosciences, 19(2). [↩]
- Xiong, W., Cui, T., Cheng, K., Yang, F., Chen, S., Willenbring, D., Guan, Y., Pan, H., Ren, K., Xu, Y. and Zhang, L. (2012). Cannabinoids suppress inflammatory and neuropathic pain by targeting α3 glycine receptors. The Journal of Experimental Medicine, 209(6), pp.1121-1134. [↩]
- Russo, Ethan B. „Clinical endocannabinoid deficiency reconsidered: current research supports the theory in migraine, fibromyalgia, irritable bowel, and other treatment-resistant syndromes.“ Cannabis and cannabinoid research 1.1 (2016): 154-165. [↩]
- Leinow,, L. and Birnbaum, J. (2017). CBD: A Patient’s Guide to Medicinal Cannabis. North Atlantic Books. [↩]
- Russo, Ethan B. „Clinical endocannabinoid deficiency reconsidered: current research supports the theory in migraine, fibromyalgia, irritable bowel, and other treatment-resistant syndromes.“ Cannabis and cannabinoid research 1.1 (2016): 154-165. [↩]
- National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine. (2017). The health effects of cannabis and cannabinoids: The current state of evidence and recommendations for research. Washington, DC: The National Academies Presswhich [↩]